Sato Law Office

Auto Accidents

交通事故

交通事故に関して

ボストンは古い町ですので運転が大変難しい所です。路は狭く整然としていませんから十分な注意が必要となります。しかし、いくら自分で注意していても交通事故は避けられないものです。ここではボストンやマサチューセッツ州の他の町で交通事故に遭ってしまった場合の対処の方法を説明します。

  1. 先ず、事故を起こした相手と情報の交換をします。相手のライセンス、車のレジストレーション、保険などの情報をお互いに交換します。
  2. 次に、警察と Registry of Motor Vehicles に連絡します。マサチューセッツの法律では$1000以上の被害がでた事故、または人身事故があった場合は上記の二箇所に報告する義務があります。これに必要な書類は警察または保険会社にそろえてあります。
  3. 次に、保険会社に連絡してください。電話でも構いませんからなるべく早めに連絡してください。出来るだけ詳しい情報を伝える事が大切です。現場の状況や相手の情報を詳しく報告します。医者に行ったかどうかを聞かれますが、医者に診てもらっていない場合でも、ケガをしていないとは言わないで、単に医者にはまだ診てもらっていない、と言うのが賢明でしょう。交通事故のケガは時間がたってから痛みが出てくることが良く有ります。もしこの時に怪我は無いと言ったのに、後から痛みを訴えると、余計な疑いをかけられます。
  4. この後、保険会社からレポートが送られて来ます。これにも出来るだけきちんと記入して下さい。この時にはスピードや相手との距離など、わからない事はしっかりとわからないと書く事、けっして憶測、予想などは記入しないでください。車などの被害もこの時にきちんと報告します。
  5. もしケガをした場合は Personal Injury Protection (PIP) と呼ばれる保険を使って$8000までの治療費やケガのために失った給料を請求することが出来ます。ただし、自己の健康保険がある場合は始めの$2000までになります。また、労災が適用される場合も給料の損失はカバーされません。
  6. 保険会社とのやり取りの際にはすべてをコピーに取っておくことも大切です。また、電話で誰と何時何の話をしたかもきちんと記録しておくことも忘れないでください。保険会社はアジャスターと呼ばれる調査員を使って事故の調査をします。アジャスターとの話には特に気を付けなければなりません。話の後には必ずコピーを送ってくれる様に要求してください。
  7. 事故の相手の保険会社から電話や連絡があった場合は、自分の保険会社に連絡する様に伝えるだけにしてください。相手の保険会社と話す義務はありません。また、弁護士を雇っている場合も同様です。
  8. 保険会社から Independent Medical Examination (IME) と呼ばれる、保険会社の指定した医療機関での診察を要求される場合もあります。この診察には、その時までの診断書を持参してください。気をつけなければならないのは、保険会社の指定した医療機関ですから、保険会社の利益考えて診療します。ですから、自分の現在の症状を的確に伝える必要があります。英語でうまく伝えられない場合は医療専門の通訳をリクエストすることも出来ます。また、証人として自分のお医者様や友人/ご家族などに立ち会ってもらう事も出来ます。
  9. アジャスターは車に対する損害の査定もします。この金額に不満が有る場合はその理由をきちんと説明して、もう一度査定をしてもらう事も出来ます。保険会社はスタンダードの車の通常価格をもとに査定金額を設定します。自分の車がどうしてこのスタンダード査定金額よりも価値があるのかを説明しなければなりません。
  10. $2000以上の医療費用がかかった場合、または事故によって骨折などの重傷を負った場合は、相手のドライバーに対して訴訟を起こすことができます。

訴訟を起こす場合はもちろんですが、事故に遭った場合はなるべく早めに弁護士に連絡をして、保険会社とのやりとりなどで不利にならない様に、またそれ以外でも自分の権利を守ることが重要です。


最後に

ここに記されている事は一般的な場合で実際のケースは付随する事情によってそれぞれ異なりますので必ず専門の弁護士に相談してください。

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