Sato Law Office

Currency Seizures

現金没収

報告義務

アメリカに入国する際、もし現金などで米ドルで$10,000.00以上に換算出来るものを持ち込む場合はその旨をきちんとCBP(US CUSTOMS AND BORDER PROTECTION)に報告する義務があります。現金を持ち込む事自体は違法ではなく、関税、税金が課されることはありませんが、Form 6059B を使ってCBPに報告する義務がありますので違反すると没収されるおそれがあります。


現金などとは

CBPに報告しなければならない現金などとは何が含まれるのでしょうか?以下がその大まかなリストです。

  1. 米ドルやその他の国の通貨
  2. トラベラーズチェック(発行国や通貨は無関係)
  3. 債券、証券や小切手などで発行人のサインがしてあり、受取人が記入してあるもの
  4. 債券、証券や小切手などで発行人のサインがしてあり、受取人が未記入のもの
  5. 債券、証券や小切手などで発行人のサインがしてあり、受取人を保持者としているもの

などが主なものです。現金以外でも誰かに容易にその価値を移譲する事が出来るものは現金と同じ扱いを受けます。他国の通貨の場合、為替の変動がありますので、CBPの使っているレートと新聞などに出ている為替レートで若干の違いがある場合もありますので、US$10,000.00 になりそうであったなら一応報告しておくのが懸命でしょう。


家族の場合

大人が二人以上いる場合$10,000.00以上でも分けて仕舞えば一人当たりにすると規制額以下になるので大丈夫と考える方がいるかもしれませんが、CBPのルールでは家族は一つのグループ、一つの財布と考えますので規制額を超えてしまうことになります。また、親族でなくても、同じ家に住んでいる場合はこれも家族として扱われることになっていますので注意が必要です。


勘違いであった時

税関の書類にUS$10,000.00以上を所持していないと記入提出した後に他国の通貨を持っているのを思い出した場合などには、正直に申し出る事が大切です。きちんと説明すれば税関の職員は再度の検査をするかもしれませんが殆どの場合は問題なく審査をパスする事ができます。税関で現金が没収される審査の基準は、旅行者に税関を欺く意図があったかどうかですので、きちんと間違えを報告すれば問題ありません。


没収された時

提出書類に$10,000.00以上持っていないと記入したにも関わらず、また審査官の質問にも持っていないと答えた後に、再審査で所持していた事が確認されると間違いなく没収されてしまいます。$10,000.00 を上まった部分ではなく、人道的に適切•必要と考えられる現金以外はその全てを取り上げられてしまいます。取り返すこともできますが、煩雑な手続きと時間が掛かりますし、欺く意図が無かったことを証明する事が必要になりますので弁護士の助けを必要とします。

また、審査官が不審なに感じた場合には、移民局やFBIなどの審査を受ける場合もありますので書類や質問には正確に答える事が重要です。


最後に

ここに記されている事は一般的な場合で実際のケースは付随する事情によってそれぞれ異なりますので必ず専門の弁護士に相談してください

alice-donovan-rouse-82824.jpg